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前年比130% 6個入りの「冷凍たこ焼き」が、売れているワケ:週末に「へえ」な話(1/4 ページ)
テーブルマークの「ごっつ旨い大粒たこ焼」が売れている。2020年の売り上げをみると、前年比130%で推移した。今年も引き続き好調のようだが、商品化にあたってどのような苦労があったのか。担当者に話を聞いた。
たこ焼きを食べるシーンといえば、大きくわけて3つある。お店で食べる、家でつくる、冷凍を買ってくる、だ。その3つの中で、どのたこ焼きがおいしいか? と聞かれると、1位「お店」、2位「家」、3位「冷凍」と答える人が多いかもしれない。
「いやいやいや、そんなことはないで。ウチの家でつくるたこ焼きはサイコーや」と関西在住の人からツッコミが入りそうだが、その気持ちはよーく分かる。筆者も大阪で生まれ、大阪で育った人間である。天かすをあまり入れない店に出会うと、「むむ、この店は分かってないなあ」とうずうずしてしまうほど。おいしいたこ焼きは「店か、家か」の議論はわかれるところだが、3位の「冷凍」は不動である。
……と思っていたが、とある商品がじわじわ売れていることをご存じだろうか。テーブルマークの冷凍食品「ごっつ旨い大粒たこ焼」(以下、大粒たこ焼)だ。
同商品は2009年3月に発売し、その後の売り上げは右肩上がり。20年は前年比130%を達成し、21年も前年を上回るペースで推移しているのだ。「冷凍たこ焼き」カテゴリーのシェア3割を占める同商品は、どのように開発して、なぜ売れているのか。その秘密を探ってみた。
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