ニュース
湖池屋、保存期間5年のポテチ開発 理由は?:通常ポテチの保存期間は6カ月
湖池屋が保存期間5年のポテトチップスを開発した。通常保存期間は6カ月だというが、保存期間を延ばした方法は? また、開発の理由についても聞いた。
湖池屋は7月26日、保存期間5年のポテトチップスを8月2日に発売すると発表した。災害備蓄用として湖池屋のアンテナショップ「別邸湖池屋」と一部店舗で限定販売する。参考価格は400円。
ラインアップは同社のポテトチップスの中でも人気の「じゃがいも心地」「プライドポテト」「カラムーチョ」の3種類。パッケージの災害備蓄用感が薄い理由について、同社の広報担当者は「被災して不安が高まった状態で食べるものだからこそ、普段から馴染みのあるパッケージを意識しました。食べているときだけは安心した気持ちになってほしいです」と話す。
通常のポテトチップスの保存期間は6カ月。缶に入れることで密閉性、防湿性、遮光性を格段に向上させ、保存期間を5年に延ばすことに成功したという。
同社の広報担当者は、開発の背景について「2019年の秋に東日本を襲った大型台風の影響で、買いだめする人が増えました。当時、レトルト食品やカップ麺とともにスナック菓子の売り上げも伸びたというデータがあり、スナック菓子を災害備蓄用として売り出すことで消費者のニーズに応えられるのではないかと考えました」とコメントした。
同社は売り上げ目標は非公開だが、市場の反応を見ながら全国展開やラインアップ拡充などを検討するとした。
関連記事
- 首都圏版「住みここちランキング2021」 3年連続1位の街は?
大東建託が首都圏版「住みここちランキング2021」を発表した。住みここち1位に選ばれた街はどこだったのだろうか?そのほか、住みたい街や駅ランキングも発表。 - じゃらん「道の駅」満足度調査 2位は岩手県「道の駅 雫石あねっこ」、1位は?
じゃらんが「道の駅」満足度調査を発表した。国土交通省の調査によると、21年6月時点で道の駅は全国に1193駅登録されていることが分かった。そのなかで1位に選ばれた道の駅はどこなのだろうか? - コカ・コーラの「やかんの麦茶」、2カ月で出荷本数5000万本突破
コカ・コーラシステムが販売する「やかんの麦茶」が出荷本数5000万本を突破した。同社によると、過去3年間の新製品で過去最速だという。販売が好調な理由は? - 売れすぎて出荷停止になった「綾鷹カフェ 抹茶ラテ」 4カ月ぶりに販売再開
売れすぎて一時出荷停止となっていた「綾鷹カフェ 抹茶ラテ」の全国再販が決定した。販売開始6日で出荷停止となるほど大人気だった商品の特徴とは。 - 2020年、全国の遊園地・テーマパークの半数が減収 収入高トップは?
東京データバンクが全国の遊園地・テーマパークの経営に関する調査を実施した。増収企業は39社のみで、減収企業の約3分1という結果に。軒並み減収に追い込まれる中で、収入高トップの企業はどこだったのだろうか?
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.