東海エリアの「住みここちランキング2021」発表 ランキング上位を占めた県は?:大東建託調べ(1/2 ページ)
大東建託は、東海エリアに住む成人男女累計6万2618人の回答を集計し、住みここちランキングを作成した。
大東建託は東海エリアに住む成人を対象に、居住満足度調査を実施した。その結果「住みここちランキング」の1位は「愛知県長久手氏」、2位は「名古屋市昭和区」、3位は「名古屋市東区」だった。
住みここちランキング1位「愛知県長久手市」
住みここちランキング1位の「愛知県長久手市」は県の北西部に位置する、名古屋市のベッドタウン。現在も人口が伸び続けており、全国で一番住民の平均年齢が若い街としても有名。2005年に開催された愛・地球博を契機に市の東西をリニモが結んだことから交通利便性も高く、駅の沿線には大学や大型商業施設もそろっている。
居住者からは「数年前には、全国一平均年齢が若い街になったほど世帯での転入者が多く、子どももとても多いので子育てしやすい。戸建てやマンションがどんどん建っているので、町並みがきれい。自宅を含め近所は新築だらけ。自転車で5分あれば、イオンモール、リニモに乗ればIKEAに自宅から20分で行ける。名古屋駅には、リニモと地下鉄乗り継ぎになるが40分くらいで行ける」(44歳女性)といったコメントが寄せられた。
住みここちランキング2位「名古屋市昭和区」
2位の「名古屋市昭和区」は同市のほぼ中央に位置し、良好な住環境と高い交通利便性を有する。都心近くにありながら自然環境も多く、大学や図書館・美術館などの文化施設や商業施設も充実している。近年は再開発が進み、長く減少傾向にあった人口も増加に転じている。
住居者からは「市の中心に位置しながらも土地の物価が安く、道路が広くて過ごしやすい。主要道路や高速、鉄道やバスなどのアクセスも主要駅に近くとても便利である」(31歳女性)、「程よく自然もあり、スーパーなども行きやすいため生活していて特に困ることがない。徒歩で行けるところが多い。外から来たが、穏やかで、店舗もあって充実していると思う」(22歳女性)というコメントがあった。
住みここちランキング3位「名古屋市東区」
3位の「名古屋市東区」は江戸時代には名古屋城下の武家屋敷が集まった地域で、住宅地には現在も当時の町並みが残っている。尾張徳川家ゆかりの品々を展示する「徳川美術館」や「徳川園」のほか、プロ野球チームの中日ドラゴンズの本拠地「バンテリンドームナゴヤ」などの施設がある。
住居者からは「文教地区で学校や幼稚園など徒歩圏内にたくさんあり、近くには公園や商店街もあるのでとても住みやすい!また都心へのアクセスも良く、おでかけにも便利」(36歳女性)、「徒歩圏内で名古屋最大の都市部に行けるわりに深夜営業の飲食店が少なく静か。コンビニなどは多いし、病院、郵便局、銀行も近い。名古屋の早咲きの桜の名所でもある」(50歳男性)といった声があった。
関連記事
- バブルの名残 温泉街の「大型施設」が廃墟化 鬼怒川と草津の違いと「大江戸温泉物語」の戦略
コロナ禍がもたらす温泉街への影響は甚大だが、「温泉の魅力」として考えさせられるのが“街づくり”という点だ。筆者は「施設そのもので集客できる強い宿は例外的で、温泉地の魅力自体が集客を左右する」と指摘する。 - 仕事のストレス症状 3位「頭痛や肩こり」、2位「焦りや怒りやすい」、1位は?
コロナ禍での外出自粛や勤め先の業績悪化など、ストレスを感じる人が増えているのではないか。 - 「仕事から逃げたいなあ」と思った瞬間ランキング
ビズヒッツは、仕事から逃げたくなったことがある男女500人を対象に調査を実施。どんなときに仕事から逃げたくなるのか、また実際に逃げたことがあるか聞いた。 - 甲信越の住みここちランキング2021 2年連続で評価を得た自治体は?
大東建託は、甲信越(山梨県、長野県、新潟県)に住む成人男女が対象の居住満足度調査を行い、その結果を発表した。 - 在留外国人が住みたい街 「六本木」や「恵比寿」を抑え1位となったのは?
「都心へのアクセスの良さ」と「住環境のバランス」が良い街の人気が高い傾向が見られた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.