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「女性の成長環境がある企業」 外資系企業が1、2位を独占対象企業は1281社

オープンワークは「女性の成長環境がある企業ランキング」を発表した。1、2位は外資系企業が占める結果となった。1281社の中から選ばれた企業はどこだろうか? トップ30を見ていこう。

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 就職・転職サイト「OpenWork」を運営するオープンワーク(東京都渋谷区)は「女性の成長環境がある企業ランキング」を発表した。1位はP&Gジャパンだった。


オープンワークは「女性の成長環境がある企業ランキング」を発表した(画像提供:ゲッティイメージズ)

 P&Gジャパンは2021年1月にオープンワークが発表した「社員が選ぶ『働きがいのある企業ランキング』」でもトップに選ばれている。また、19年12月の「Forbes JAPAN WOMEN AWARD2019 企業部門(1000人以上の部)」でも1位を獲得している。

 P&Gジャパンの女性社員からは「女性の働きやすさというレベルでは考えていない。性別にかかわらず、働きやすい会社を目指している。多様な人材を求めている会社であり、どの社員も機会を与えられているため、自分のキャリアを考えながら選択していくことが必要だと思う。女性だからといって区別されることはない」といった口コミがOpenWork上に寄せられた。


女性の成長環境がある企業ランキング1〜5位(出所:リリース)

 2位はグーグル。オープンワークが20年9月に発表した「退職者からの評価が高い企業ランキング」でも2位を獲得している。

 グーグルの女性社員からは「非常に働きやすい会社。子どもを持つ女性でも管理職ポジションに採用されることも多く、ロールモデルも多い。在宅勤務など柔軟な働き方が認められており、個々の事情やワークライフバランスの実現が叶いやすい環境」といった口コミが見られた。

 3位はリクルートマネジメントソリューションズだった。同社の女性社員からは「男女の差がなく挑戦する機会がある。フレックス制度、テレワークなど柔軟に働ける環境が整っており、出産などライフイベントを迎えてもやっていけそうと感じる。実際にワーキングマザー管理職の方もいて、いろいろな道があると思える」といった口コミが寄せられた。

 21年3月に発表された「ジェンダー・ギャップ指数」で日本は156カ国中120位と先進国の中では最低レベル、アジア諸国の中でも非常に低い順位だ。経済分野では女性の管理職割合の低さが指摘された。各社は今後、管理職育成に限らず、女性が働きやすい環境整備や機会の創出により注力することが求められていく。

 オープンワークの調査は、「人事評価の適正感」「20代の成長環境」「人材の長期育成」「待遇面の満足度」「社員の士気」の5段階スコアに加え、「女性の働きやすさ」と「働きがい・成長」の口コミを機械学習によって解析し、スコア化してランキングを算出した。OpenWorkに投稿された女性社員による会社評価レポート18万5201件のうち、回答者数が30人以上いる企業1281社を対象とした。


女性の成長環境がある企業1〜30位(出所:リリース)

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