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マクドナルド、「4つの戦略」で要注目の1〜6月期決算 先行投資の行方は?:飲食店を科学する(4/5 ページ)
マクドナルドの1〜6月における店舗の売上高が好調だ。8月に発表される第2四半期決算の結果に注目が集まる。コロナ禍を乗り越えるための「4つの戦略」と、先行投資の中身を分析する。
立地特性を踏まえた積極的な「店舗展開」戦略
日本マクドナルドの現在の店舗数は2921店舗(21年3月末時点)です。同社は、店舗展開や店舗への投資に関して、立地特性等を踏まえて大きく4つの戦略を打ち出しています。
<マクドナルドが打ち出す4つの店舗投資戦略>
(1)新店:新たな場所で新たな店舗を出店
(2)リロケート:近隣のより良い立地に移転する
(3)リビルド:同じ場所で建て替えを行う
(4)改装:既存店舗を改装する
ここで20年の店舗投資実績と21年の店舗投資計画を見ていきます。
20年は144店舗の新規出店、リロケート、リビルド、改装を行っています。21年は前年を上回る170店舗以上に対しての店舗投資を計画しています。その50%以上がデリバリーやドライブスルーなどへの対応強化も含めた「改装計画」です。20年においては、コロナ禍の中でもこうした積極的な店舗投資を行った結果、コロナ禍前に比べて減価償却費が約7億円増加しています。
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