関西版「住みここちランキング2021」 1〜3位を独占したのは?:大東建託が調査(1/2 ページ)
大東建託が関西版「住みここちランキング2021」を発表した。住みここちランキングだけでなく、住みここち駅や住みたい街、駅に関するランキングも公開。
大東建託は、関西(関西2府4県)在住の成人男女を対象とした居住満足度調査を実施した。住みここち(自治体)ランキング1〜3位は大阪府が占める結果に。1位は「大阪市天王寺区」、2位は「箕面市(みのおし)」、3位は「大阪市北区」だった。
1位の天王寺区は市内のほぼ中心に位置し、商業施設が集積する街だ。区内には日本最古の官寺・四天王寺をはじめとした約200の社寺がある。また、中高一貫校も多い文教地区となっていることに加え、近年の再開発でタワーマンションが供給されたことも影響し、人口も増加傾向にある。
居住者からは「所得層の高い人が多く住む地域で、教育熱心な人が多い。徒歩圏に百貨店、ショッピングモール、書店、銀行、区役所があって便利。梅田や淀屋橋(よどやばし)などのオフィス街まで近く、災害で電車が不通になっても歩いて帰宅できる距離なため便利」(53歳女性)や「都心部といえる地域だが、住宅も多く、店も充実している」(23歳男性)といったコメントが寄せられた。
2位は箕面市。府の北部に位置しており、箕面山は紅葉の名所として知られている。大阪市内へ約30分でアクセスできるベッドタウンとして発展してきた。
自治体担当者は「自然豊かなだけでなく、大阪中心部や大阪空港へのアクセスも良好で、通勤や通学、買い物に便利な暮らしやすい街。2023年度には、北大阪急行線が延伸し、大阪中心部へのアクセスがさらに向上する予定」と話す。
居住者からは「緑が多く、街並みが綺麗。街自体にオシャレな雰囲気があり、治安の良さや教育水準も高いイメージ。公園が多くて子どもがのびのび遊べるのが魅力」(39歳女性)や「自然が近くにあり、子どもが遊べるところがたくさんある。子育て世代に対して手当が厚い」(36歳女性)といった回答があった。
3位は梅田などの繁華街を中心とした北区。梅田周辺は百貨店や家電量販店、飲食店などが多くあり、多くの人で賑わう。淀川河川公園などの自然を楽しむ散策スポットも充実している。
自治体担当者は「梅田地区は西日本一のターミナルであり、超高層ビルが建ち並ぶビジネス街。一方で、少し足を延ばせば、長屋や町家が密集する昔ながらの下町の風景があり、日本で一番長いといわれている天神橋筋商店街をはじめとする商店街が賑わいを見せている」と話す。
居住所からは「職場まで乗り換えなしで通勤ができる。梅田が近く、休みの日もショッピングに出かけやすい。駅周辺にスーパーやコンビニがいくつもあるので飽きない」(28歳女性)や「大通りがあるが騒々しくない。道が綺麗で清潔感のある街」(32歳女性)といった意見があった。
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