開発の特徴は?
地球環境への配慮
同施設は旧ゆうぽうとの既存地下躯体を活用し、ストック型社会の実現とともに、建物解体に伴う廃棄物削減、周辺環境への配慮、CO2排出の抑制などによりSDGs達成に貢献する。
既存地下躯体の活用にあたっては、一般社団法人日本建築センターによる健全性の評価(※既存鉄筋コンクリート造建築物の構造体の耐用年数評価)を取得、地下を含めた建物全体の構造設計は、性能評価および国土交通大臣の認定を受けている。
また、Low-Eガラスの採用、再生水の洗浄水利用や太陽光発電設備の設置などを通して、環境負荷の軽減に取り組み、環境性能を総合的に評価する「CASBEE-建築」のSランク取得を目指す。
五反田の森の整備
建物の四周を取り囲むように配した「五反田の森」は地域の植生を踏まえた多種多様な樹種によって構成し、品川エリアのグリーン・ネットワークを補完する。四季折々の表情や木漏れ日のある外部空間は、地域の憩いの場として潤いとにぎわいを創出する。
建物の低層部を中心ににぎわいを創出
本プロジェクトでは「品川区 五反田駅周辺地区にぎわいゾーン 街づくりビジョン」を実現すべく、品川区と協力し、計画を深度化。地上1〜3階の低層部をエリアのにぎわいをさらに高める核として、また、新たなコミュニティ形成につながるサードプレイスとして位置づけている。
(仮称)五反田計画
敷地面積:約6700平方メートル
延床面積:約6万9000平方メートル
規模:地上20階、地下3階
高さ:約97メートル
竣工:2023年12月(予定)
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