ワークマン、「一般靴」カテゴリーが100億円規模に 新たに高はっ水・防水シューズ発売:「シューズ専門店」の展開も計画(1/2 ページ)
ワークマンが販売する「アクティブ ハイクシューズ」(1900円)が好調だ。2020年に販売を開始し、年間で50万足を売り上げた。
ワークマンが販売する「アクティブ ハイクシューズ」(1900円)が好調だ。2020年に販売を開始し年間で50万足を売り上げた。同社は需要に対応するため、2種類の派生商品を展開すると発表。一般客向けの靴の売り上げについて、今期は100億円を突破する見込みとしている。
アクティブ ハイクシューズは、軽い登山やハイキングなど、悪路でも安定して歩けるよう固めのソールを採用した。はっ水機能を持たせたほか、カジュアルなビジネスシューズとしても着用できるよう靴底の厚さやデザインにこだわった。
同商品は店頭に並べてもすぐに売り切れてしまっていたといい、その需要を分散させるため、新たに派生商品として高はっ水シューズ「アーバンハイク」(1900円)を7月下旬に発売した。また、防水シューズ「フロストハイク」(1900円)を8月下旬に投入する。
もともとワークマンでは、980円から購入できる作業用セーフティシューズや安全靴に強みがあった。その一方で、作業員が仕事の行き帰りに履くための「一般客向けの靴」も売れていたという。泥やほこりの付いた作業靴は車内を汚してしまうため、仕事後に履き替える需要があったのだ。
また最近では、「WORKMAN Plus(ワークマンプラス)」の展開などによって一般客の比率が上昇。一般向けの靴の売り上げは19年以降、倍々ペースで拡大しているという。
同社の一般客向けの靴で最も売れているのは「ハイバウンスシューズ」(1900円)。アッパーにはニット素材を使用するなど、軽い履き心地の良さにこだわった。2月には、ジョッギング用の「ハイバウンス ドリブンソール 」を展開し、年間であわせて100万足を販売している。
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