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サクラクレパスの「クーピー100色」、どのようにしてつくったのか3分インタビュー(3/3 ページ)

サクラクレパスが創業100周年を記念して、「クーピー100色」を発売する。クーピーには「60色」セットがあるが、残りの40色はどのようにして開発したのか。同社の担当者に聞いたところ……。

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安易に色は増やさない

――「配合などは決まっているので、理論上はできるだろう」と思っていても、実際につくってみると、うまくいかないケースがあるんですね。今回100色セットが完成したということは、創業110周年のときにはどうしても「110色」セットを期待してしまいます。

花篤: 当社のクレパスは、700色あるんですよね。というわけで、700色をつくる技術はあるので、クーピーで新しい色をつくるだけであればそれほど難しくはありません。原色と原色をかけあわせた中間色であれば、たくさんの色をつくることができますので。

 ただ、たくさんの色をつくっても、「その違いがよく分からないなあ」となってはいけません。また、市場でその色が求められているのかどうかも考えなければいけません。ということもあって、色の種類を増やすことはできますが、安易に増やすことはしていないですね。

 ちなみに、90セットのときは5000セットを販売して、完売しました。実際に使うことを想定した商品をつくりましたが、今回の100色は違う。使うだけではなく、“商品を見て楽しむ”ことができるようにもつくっていて、そうしたコンセプトがどこまで支持されるのか。とても気になるところですね。

――商品は10月上旬に販売するわけですが、予約受付は1カ月前から始めるそうで。初速の動きが気になりますね。

花篤: はい。胃がキリキリしてきました(笑)。

(終わり)

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