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ヤフー、「ヤフオク!」「PayPayフリマ」で偽物出品対策を強化:商品説明が十分でない商品の監視を実施(2/2 ページ)
ヤフーは、「ヤフオク!」「PayPayフリマ」で偽物出品対策として「商品説明が十分でない」商品のパトロールを強化すると発表した。また、これまでにも偽物出品対策の取り組みは行っており、ヤフーに申告された違反件数は減少したという。
これまでの「ヤフオク!」「PayPayフリマ」での偽物出品対策も発表
あわせてヤフーは、これまで両サービスで実施してきた偽物出品対策を発表した。ヤフーでは、スーパーコンピュータ「kukai(クウカイ)」を活用した「偽物出品検知AI」を18年に導入。ヤフオク!の過去1000万件以上の取引データを学習し、出品完了後、数秒以内に出品物が偽物である確率を判定する仕組みだ。このAIの判定と人的パトロールで、削除までの時間も短縮したという。
また、疑わしい出品を検知した場合、商品を非表示にし目視チェックを行う専門チームと自動で連携。不正傾向や類似度によって出品可否を判断している。機械学習やシステムによる不正検知と専門チームによる目視を組み合わせ、効率的かつ精度の高いパトロールを行っている。
知的財産権保護プログラムは、知的財産権の権利者からの通知にもとづき、ヤフーが知的財産権を侵害する出品物を削除するなどの措置を行う。権利者は郵送やプログラムへの事前登録を行った上で専用フォームから申告することができる。
ヤフーは、ユーザーが安心して商品を購入できるよう、偽物出品の撲滅を目指し今後も健全な取引の場を提供するとしている。
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