ワークマンは、機能性をより追求したプライベートブランド(PB)商品の展開を進めていく。製品戦略を見直してアイテムの整理を行い、同社が展開するPB商品としては高価格帯となる商品を秋ごろにも発売する。
同社が2020年から作業者向けに展開する「PRO CORE(プロコア)」シリーズから、新たに「ブラストデニム」「スーパーストレッチ」「ブラックエディション」の3ラインを発売する。
うち、ブラックエディションは機能性や使いやすさにこだわり、価格はジャケットが4900円、パンツを3900円に設定。同社が展開するPB商品の価格帯のボリュームゾーンは1900〜2900円であるものの、他社製品に比べると価格を抑えた形だ。
同社は12月にもプロ向けの製品を集めた「WORKMAN Pro(ワークマンプロ)」の出店も計画している。同業態では、プロコアシリーズの製品を多くラインアップする方針だ。プロコアシリーズは作業客向けの製品ではあるが、一般のお客でも着用しやすいデザインを採用し、現場作業員が普段着として着用できるほか、一般のお客がアウトドアでも着やすい商品として訴求する考え。
7月には、同社のPBバッグとして初めて3000円以上の価格帯とした商品「アンバサダーねこまるさんリュック(キャンプ女子が作る!大容量アウトドアリュック) 」(3900円)と「アンバサダーうめのさんリュック(タフ旅リュック) 」(4900円)の発売を発表していた。
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