24時間利用できる「個室サウナ」 東京・岡山に今冬開業:月額制
日笠は、24時間営業の月額制プライベートサウナ「HOTTERS24(ホッターズトゥエンティフォー)」を、東京と岡山に出店すると発表した。
フィットネスジムなどを運営する日笠(神戸市)は、24時間営業の月額制プライベートサウナ「HOTTERS24(ホッターズトゥエンティフォー)」を、東京と岡山に出店すると発表した。密を避けながら、いつでも好きな時に利用できるサウナとして訴求する。
HOTTERS24は、24時間営業の会員制個室サウナで、2020年12月に1号店(西宮市)を出店。月会費8910円で、いつでも好きな時にサウナを利用できるようにした。
サウナは、専門メーカーと独自開発した1人用のプライベートサウナで、ストーブ内のサウナストーンに水をかけて水蒸気を発生させるフィンランド式ロウリュも楽しめるようにしている。サウナの温度は80度、90度、100度の3段階に調整できるようになっていて、その日の体調や気分に合わせて利用できるよう工夫した。開業時期は21年冬としているが、出店場所などは今後発表するとしている。
日本サウナ・温冷浴総合研究所によると、21年における日本のサウナ愛好家の数は約2584万人。新型コロナウイルスの影響もあり、17年の調査開始以来最も少ない数となった。
頻度別では、年1回以上月1回未満サウナを利用する「ライトサウナー」は1652万人、月1回以上月4回未満の「ミドルサウナー」は523万人と、いずれも過去最低となった。一方、月4回以上サウナを利用する「ヘビーサウナー」は339万人と、20年の335万人をわずかに上回り、根強い愛好者たちがいることが分かる。
コロナ禍でサウナへ満足に行けない人が増える中、個室のプライベート空間で楽しめるサウナは注目を集めそうだ。
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