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女性管理職の割合、過去最高も8.9%にとどまる 業界別の状況は?:増えているものの(3/3 ページ)
帝国データバンクは「女性登用に関する調査結果」を発表した。女性管理職の割合は平均8.9%で、低水準ながらも過去最高を更新。政府目標の「女性管理職30%以上」を超えている企業は8.6%だった。
女性の管理職割合が今後増加すると見込む企業は22.6%
自社の女性管理職割合は5年前と比較してどのように変わったか尋ねたところ、「増加した」企業は20.7%。「変わらない」企業は70.4%で7割を上回った。
現在と比較して今後どのように変わると考えているか尋ねたところ、女性管理職の割合が「増加する」と見込む企業は前年比0.9ポイント増の22.6%。「変わらない」は1.4ポイント減の58.9%だった。
女性役員については、5年前と比較して「増加した」企業は前年から横ばいの8.7%。今後「増加する」と考えている企業は1.0ポイント増の7.9%となった。いずれにおいても「変わらない」が7割以上を占めている。
女性管理職割合が今後「増加する」と見込む割合を規模別にみると、大企業では39.9%で全体の22.6%を大きく上回った一方で、中小企業は19.1%、小規模企業は11.4%と、大企業を大きく下回った。女性役員割合についても同様の傾向がみられる。
調査は7月15〜31日の期間、全国2万4285社を対象に実施した。有効回答企業数は1万992社(回答率45.3%)。
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