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発売2時間半で完売! 「パインアメ」がせっけんに? 開発のヒントは、せっけんとアメの意外な共通点3分インタビュー(1/2 ページ)

1951年に誕生した大人気キャンディ「パインアメ」がせっけんになった。発売2時間半で完売するほどの大盛況っぷり。開発のきっかけは? 担当者に聞いたところ……

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3分インタビュー:

 「SNSで話題のあの商品はどうやって開発したの?」「なぜこの会社はこんな取り組みを進めているの?」ちょっと気になっていた企業の“なぜ”をコンパクトに紹介します。

 サービスや製品に込めた思いや苦労話など、担当者にしか分からない「裏側」を徹底取材。仕事が忙しくて、じっくりと情報を得ることができない人でも読めるよう、できるだけ簡潔にまとめています。テレワーク中の息抜きや移動時間、就寝前に「3分インタビュー」でサクッと情報収集!

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 輪切りのパイナップルをイメージした「パインアメ」は今年で発売から70年目。その長い販売期間から、多くの人に愛されてきたことが分かる。

 そんなパインアメを「せっけん」として2021年8月8日に販売したところ、オンラインストア分は2時間半で完売するという大盛況っぷり。「パインアメソープ」を開発したミヨシ石鹸(東京都墨田区)の担当者に話を聞いた。


1951年に発売されたパインアメ(画像:パイン社の公式webページより)

パインアメソープ開発担当に聞いてみた

――発売2時間半で完売はすごいですね。実際どの程度売れているのでしょうか?

担当者: クラウドファンディングでの先行販売を含めて8888個です。クラウドファンディングを通して5000個以上販売し、残りはオンラインストアというかたちでした。

――発売日は8月8日、販売個数は8888個ですよね? この「8」へのこだわりは何かあるのでしょうか?

担当者: もちろん意味があります。パインアメを製造するパイン社によると、「パインアメは缶詰に入っている輪切りのパイナップルの形をモチーフにしており、輪の形をくっつけると8になるから」だそうです。

 発売日と販売個数だけではありません。パインアメソープのサイズは直径88ミリメートル、価格も税込みで888円です。価格に関しては8にこだわりすぎてギリギリの利益になってしまいました。


8へのこだわりが強いパインアメソープ(画像:クラウドファンディングサイトより)

――8に対する思いが強すぎるのがまた面白いですね。クラウドファンディングで先行販売していたところ、好評だったようですね。

担当者: 今年の7月にプロジェクトをスタートさせたところ、約2時間で目標金額を達成しました。目標金額はもちろん8に絡めて、8万8888円。最終的に500万円以上集まり、5718%達成となりました。実際に手に入れられた方からは「バスタイムが楽しくなった」などの声をいただき、大変嬉しく思っています。


目標金額は5718%達成した(画像:クラウドファンディングサイトより)
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