調査リポート
島根県民が選ぶ「住みここちランキング2021」 出雲市や雲南市を抑えて1位になったのは?:大東建託調べ(1/2 ページ)
大東建託は、島根県に住む成人男女が対象の居住満足度調査を行いその結果を発表した。「住みここちランキング」「住みたい街ランキング」の1位はどこの街か、その理由は何か聞いた。
大東建託は、島根県に住む成人男女が対象の居住満足度調査を行い、その結果を発表した。「住みここちランキング」1位は、2020年調査と同じ「松江市」だった。
自治体担当者は「松江市」について、「中心部から30分で海や山にアクセスでき、都市機能と自然が共存する利便性の高い町。ストレスサイエンスを取り入れたテレワークプログラムを推進していて、豊かな自然環境の中で働くことでストレスやバイタルデータに数値の改善がみられている」とコメント。
居住者からは、「専門病院が半径2キロ以内、ホームセンターやスーパーマーケットが歩いて5分以内にあり便利」(55歳女性)、「幹線道路にアクセスが良く、無料道路も充実していてドライブも気軽にできる」(27歳女性)といった声が寄せられた。
2位も昨年と変わらず「出雲市」がランクイン。大型商業施設や高度医療機関があり、安心して暮らせる住環境が整っている。また、出雲縁結び空港や山陰自動車道など、広域交通網の拠点としても整備が進められている点が支持された。
3位も変わらず「雲南市」だった。登山や川遊び、釣りなどのアウトドアアクティビティができる一方、コンビニやスーパー、総合病院など都市的なエリアもある「ちょうどいい田舎」と評価。出雲空港まで20分、広島市まで2時間と都市部へのアクセスの良さも魅力に感じる人が多いようだ。
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