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ANAグループ、羽田に無人店舗を開店 有人店舗併設で取り込む新たなニーズとは:ANA FESTA GO(3/3 ページ)
ANAグループのANA FESTAと、無人決済システムの開発を進めるTOUCH TO GOが、無人決済システムを活用した店舗「ANA FESTA GO 羽田B1 フロア店」を羽田空港に開店した。
有人店舗では「離島百貨店」
無人のANA FESTA GOでは東京のお土産菓子を中心に陳列するが、併設する有人店舗「ANA FESTA 羽田 B1 フロアギフト店」では日本各地の特産品などを扱う。コロナ禍で地方産品に注目が集まる中、飛行機を利用しない来場者などへも訴求を図る狙いだ。
離島の活性化に取り組む離島百貨店と連携し、日本各地の離島で生産される商品を集めたコーナーを設けた。
離島百貨店では、各地に展開する地域商社と連携し、離島の生産者が課題としていた販路開拓や、東京・日本橋の店舗での販売を進め、離島の生産者を継続的にサポートしてきた。
離島百貨店コーナーでは、出張に向かうビジネスパーソンや旅行客に向け、機内や移動中につまめるお菓子やおつまみなどを取りそろえた他、飛行機を利用しない来場者や空港内で働く人でも買い物を楽しめる商品を取り扱う。
離島百貨店の担当者は「お土産というよりは、手軽に食べられる商品をピックアップした。空港内のアンテナショップ的な役割を果たし、離島を知ってもらうきっかけになれば」と話した。
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