2015年7月27日以前の記事
検索
調査リポート

金持ち企業ランキング 「パナ」「ファストリ」を抑え1位になったのは?コロナ禍の影響は?(2/2 ページ)

リスクモンスターが企業のネットキャッシュを比較する「金持ち企業ランキング」を発表した。

Share
Tweet
LINE
Hatena
-
前のページへ |       

上位20社の業種をみると?

 上位20社の業種をみると、14社が製造業だった。内訳は、電気機械器具製造業(三菱電機、パナソニック、小糸製作所、村田製作所)、輸送用機械器具製造業(SUBARU、シマノ、スズキ)、その他の製造業(任天堂、SMC、ファナック、キーエンス、日東電工、京セラ、塩野義製薬)と、製造業の手元資金が潤沢な企業が目立った。

 リスクモンスターは「前回調査時に多額のネットキャッシュを保有していたオリエンタルランドや日本航空が、コロナ禍で急激に事業環境が悪化しても事業を維持できているのは、十分なキャッシュを有していたことが大きな要因といえる。今後はキャッシュの重要性が再認識される可能性が高い。コロナ禍によって傷付いた日本経済で、これら上位の安定性の高い企業が中心となり経済回復のけん引役となることを期待したい」とコメントした。

任天堂
金持ち企業ランキング/ランキング上位企業分析

 調査は3286社を対象に、6月2日時点で開示されていた決算書の分析に基づき実施。ネットキャッシュは、日本会計基準では「現預金−(短期借入金+長期借入金+社債+1年以内返済の長期借入金+1年以内償還の社債+割引手形)」、国際財務報告基準では「現預金−有利子負債」「現預金−(借入金+社債+割引手形)」「現預金−(短期借入金+長期借入金+社債+1年以内返済の長期借入金+1年以内償還の社債+割引手形)」のいずれかの計算式で算出した。

前のページへ |       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る