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アサヒ、28年ぶりに「アサヒ生ビール」復活 11月には黒生も:ガッキー起用で“ぬくもり”表現
アサヒビールは9月8日、飲食店で樽生のみ展開している「アサヒ生ビール」の缶を同14日から全国で発売すると発表した。
アサヒビールは9月8日、飲食店で樽生のみ展開している「アサヒ生ビール」の缶を同14日から全国で発売すると発表した。2020年の酒税税率改正で減税となりビールの需要が高まる中、認知拡大を図り需要を取り込む。
1986年に発売したアサヒ生ビールは、同社が84〜85年に実施した調査で得た「苦くて重いビールから、のどごしのよいすっきりした味わいのビールへ」という嗜好(しこう)の変化を捉え開発した商品。
愛称は「マルエフ」といい、当時社内で呼ぶ開発記号として“幸運の不死鳥(FORTUNE PHOENIX)”を由来に名付けられ、そのまま飲食店を中心に呼び名が定着していったという。その後、生産体制を「スーパードライ」に集中するため、93年に缶の販売を終了し、樽生のみ継続して販売していた。
今回の缶発売にあたり、パッケージには“幸運の不死鳥”のアイコンと「マルエフ」「復活の生」という文言を記載。また、11月には2015年に終売した「アサヒ生ビール黒生」の缶商品の販売も再開する。
広告や販促では、アルコール商品では初となる女優の新垣結衣さんをキャラクターに起用。WebやSNSなどでおすすめの注ぎ方動画を展開するなど、幅広い情報発信を通じて「ぬくもりのある世界観」を演出し、認知拡大と飲用喚起を図る。
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