「“何でも屋“以上に働いても、理解してもらえない」総務が会社を変えるための5つのステップ:ITmedia SaaS EXPO 2021夏(1/3 ページ)
総務の仕事は「何でも屋」と評される。備品管理や郵便物処理、文書処理、福利厚生業務……とさまざまな業務を担当する総務だが、実はもう1つの顔がある。
総務の仕事は「何でも屋」と評される。備品管理や郵便物処理、文書処理、福利厚生業務……とさまざまな業務を担当する総務だが、実はもう1つの顔がある。
社員から「さまざまなお願いをされる」立場のほか、総務は社外に向けたプロの発注者でもあるのだ。この立場を活用して、他部門を巻き込みながら会社を変えていく「攻める総務」になるには? テクノロジーを「自分の仕事がなくなるかも」と忌避せず、プロの総務として挑戦していくための5つのステップを解説する。
本稿は、2021年7月12日から8月31日に開催された「ITmedia SaaS EXPO 2021夏」より、総務の仕事に詳しいHite&Co. 金英範氏の講演を編集・再構成し、記事化したものです。ITmedia SaaS EXPOは、21年冬にも実施予定です。
講演者:金英範
株式会社 Hite & Co.代表取締役社長。「総務から社員を元気に、会社を元気に!」がモットー。25年以上に渡り、日系・外資系大企業の計7社にて総務・ファシリティマネジメントを実務経験してきた“総務プロ”。
インハウス業務とサービスプロバイダーの両方の立場から、企業の不動産戦略や社員働き方変化に伴うオフィス変革&再構築を主軸に、独自のイノベーティブな手法でファシリティコストの大幅な削減と同時に社員サービスの向上など、スタートアップから大企業まで幅広く実践してきた。
JFMAやコアネットなどの業界団体でのリーダーシップ、企業総務部への戦略コンサルティングの実績も持つ。Master of Corporate Real Estate(MCR)認定ファシリティマネジャー、一級建築士の資格を保有。
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