グランピングの経験者は5% 1年後も人気は続いていると思う?:LINEリサーチ調べ(1/2 ページ)
LINEが運営する「LINEリサーチ」は、全国18〜59歳の男女を対象に、グランピングの現状の認知率や利用率、今後の流行予想などについて調査を実施した。
LINEが運営する「LINEリサーチ」は、全国18〜59歳の男女を対象に、グランピングの現状の認知率や利用率、今後の流行予想などについて調査を実施した。その結果、認知率は77%だったのに対し、利用経験がある人は5%だったことが分かった。
グランピングとは、冷暖房、風呂、トイレ、アメニティーが完備されたテントやコテージなどを利用し、自然の中で快適にキャンプを楽しむというもの。おしゃれで豪華な雰囲気の施設やホテル並みの場所もあり、リゾートとして利用する人もいる。
グランピングの認知率を調査したところ、「知っている」と回答した人は、男性で70%弱、女性で80%強となり、年代ごとでは大きな差は見られなかった。一方で利用率を見ると、男女ともに10〜20代で7%と、30〜50代(同4%)と比べてやや高めの割合となったが、10%に満たない結果となった。
現在身の回りにどれくらい利用している人がいると思うか尋ねた。100人中何人が利用していそうかを数値で表した「流行体感スコア」は全体で8.9と、およそ11人に1人が利用しているイメージ、という結果となった。10〜20代女性のスコアは13.6と最も高く、30〜50代男性が7.0で最も低くなった。
1年後、自分のまわりでどのくらいの人が利用していると思うか尋ねてみると、「4人に1人が利用していそう」が全体で42%と最多となった。流行予想スコアは23.5で、現在と比較すると、1年後には今の2倍以上浸透していると予想する声が多いことが見て取れる。
男女年代別に見ると、女性が男性よりもスコアが高い傾向がみられ、特に10〜20代女性は30.5と他の層よりも高く、男女ともに10〜20代のほうが30〜50代より高かった。
「1年後に半数くらいの人が利用していそう」と答えた人からは、「YouTubeなどでグランピングの動画がいくつか出ていて、認知度が上がっている」(男性/19歳)、「アウトドア好きな友人が多いけど、その友人の連れはキャンプとかやったことがない人が多い。グランピングは高いけど手軽に行けるのがいい」(女性/25歳)といった声があがった。
一方で、「誰も利用しないだろう」と思う意見として、「最近はインドア思考が強まっている感じを受けるから」(女性/19歳)、「キャンプにラグジュアリー感は必要ないし、ラグジュアリーを味わいたいならリゾートに行けばよいから」(男性/35歳)などがあった。
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