就活面接で、河村市長的ハラスメントおじさんが出てきたら:どうする?(2/2 ページ)
オリンピック金メダル丸かじり事件で大批判を受けた後、自らがコロナ罹患で療養されていた河村名古屋市長も回復されたとのこと。河村市長と同世代は組織の幹部になっている人も多く、そんな人が採用面接でやらかすリスクが非常に高いことを証明しているといえます。
就活面接でハラスメント面接官と出会ったら
キャリア相談で何千何万もの学生と面談をしています。確かに今どきの子供たちはハラスメントやらかし世代と全く異なり、ちょっとしたことで傷つきやすく、それこそ何の悪意も無い発言で勝手に心を折っていく子も少なくありません。(大学・大学院生の話です)
ではそんな今どきの子供たちには何も言えないのでしょうか? 違います。
ハラスメントにならない発言なら良いのです。もちろん意図せず傷つけてしまう発言はあり得るかもしれません。しかしそうした心の機微にまで至らないハラスメントの境界線さえ守れば、そこから先は自分自身をやらかしから守れるのです。
逆に面接でハラスメント質問などぶつけられた側は、それで社風が理解できます。幹部が堂々とハラスメントを働く社風なのです。「たまたまこの人だけがヤバい人なのかも」ということはありません。会社組織は上位者がその空気感を作ります。ハラスメントを働くような人物が偉いポジションにいられる社風なのだと理解すべきでしょう。
その上で、自分の選択はそれで良いならGO、そういった企業風土は合わないならさっさと次に行けば良いのです。選考を受ける気がなければハラスメントに付き合う必要もありません。そのようなハラスメント質問に答える気がないことを伝えるか、面接を切り上げてしまえば良いでしょう。今の企業はコンプライアンスに反することは恐れますから、最大の反撃は打ち切りです。その会社とは縁がないと、きっぱりあきらめて、さっさと次を探しましょう。(増沢 隆太)
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