青山商事の「“AI”よしこママ」第2形態に進化 寄せられた悩みで最も多かったのは?:相談件数は8万を突破
「洋服の青山」を展開する青山商事は、スナックのママを“AI化”した悩み相談チャットボットサービス「AIチャットボット スナックママ『よしこ』」の累計相談数が8万件を突破したと発表した。
青山商事が展開する悩み相談チャットボットサービス「AIチャットボット スナックママ『よしこ』」の累計相談数が8万件を突破した。若いビジネスパーソンはどのような悩みを抱えているのか。同社が相談をデータ化し分析したところ、最も多かったのは「人間関係」だったことが分かった。
人間関係に関する悩みの中でも「上司への悩み」が30%で最も多く、「上司に責任感がない」「上司と価値観が合わない」といった声があった。その他、人間関係の悩みは「友人・恋人への悩み」(27%)、「家族への悩み」(19%)が上位となった。
「将来」に関する悩みでは、「将来の仕事」(45%)や、「恋愛関係」「家族の将来」(いずれも17%)などの相談が多く寄せられた。
「モチベーション」については「仕事に達成感が感じられずやりがいがわかない」などの悩みが寄せられ、中には「モテたい」「よく見られたい」という理由から自分のあるべき姿への相談や、「使いすぎてお金がたまらない」など、お金にまつわる悩みも多く寄せられた。
スナックママ「よしこ」は、青山商事が紳士服市場のボリュームゾーンである20〜40代のビジネスパーソンとの接触機会を増やす狙いで、7月から公開している相談チャットボットサービス。宮崎市最大の繁華街「ニシタチ」エリアのママたちを対象に50時間のインタビューを実施し、同市のスナック「華酔亭」のママ、茶圓イツ子さんをモデルとした。
サービスはこれまでの相談内容を基に“第2形態”へと進化。表情の変化や、AIの学習により回答できる質問が増えたという。青山商事は、今回集まった悩みのデータを分析し、新しい商品やサービスの開発に生かしたいとしている。
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