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酒の注文2倍・ホテル予約は100件以上、動きが鈍いのは? 「緊急事態」解除の沖縄:先行き不透明感も(2/2 ページ)
新型コロナウイルス緊急事態宣言が9月30日に解除され、休業していた多くの飲食店が10月1日から営業を再開する見込みだ。
10月以降の予約相次ぐホテル
沖縄県内の宿泊施設では、10月以降の予約が相次いでいる。那覇市のホテルパームロイヤルNAHA国際通りでは30日、100件以上の予約が入った。高倉直久総支配人は「宣言中は20%前後の稼働率だったが、まずは40%台まで回復させたい」と期待した。
恩納村のハイアットリージェンシー瀬良垣アイランド沖縄でも10月中旬以降の予約が増加。県の感染対策の認証も取得し、レストランで酒類提供も再開する。担当者は「感染対策を徹底し、万全の体制でお迎えしたい」と話した。
JTB沖縄は、1日出発分からの沖縄旅行の対象商品で、最大3万円の割引を受けられる「沖縄おすすめ施設限定クーポン」を店舗・枚数限定で発行する。担当者は「これからの予約の動きに期待したい」と意気込んだ。
一方、結婚式場の需要回復は時間が掛かりそうだ。ローカルウェディング協会の廣田剛代表理事は「感染状況が数カ月先まで見通せないため予約の動きは鈍い」とし、「披露宴をしなくてもいいとなるのが一番怖い。行政の助成などがあれば動きも出てくる」と要望した。
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