ローソンの新スイーツ「生ガトーショコラ」 発売4日で100万個突破:バスチーに次ぐ早さ
ローソンが9月27日に発売した「生ガトーショコラ」が4日で100万個売上を突破した。ローソンの看板商品であるバスチーに次ぐスピードだという。ガトーショコラは昔からあるスイーツのように感じるが、なぜこんなにも売れたのだろうか? 商品の特徴は?
ローソンは、9月27日に発売した新スイーツ「生ガトーショコラ」(220円)の売上個数が発売4日で100万個を突破したと発表した。コンビニスイーツブームの先駆けとなった2009年発売の「プレミアムロールケーキ」の5日を上回るペース。3日で100万個を突破したバスチーに次いで、ローソン史上2番目の速さという記録を残した。
生ガトーショコラは、カカオ分62%のクーベルチュールチョコと北海道産の生クリームを使用。湯せん焼きすることで、ホロホロしっとりした食感を実現した。クリームを一緒に乗せることで、ワンハンドで食べられる手軽さを打ち出した。
コンビニスイーツは、スタンダードな商品と比べ珍しい商品も多い気がするものの、なぜスイーツの王道ガトーショコラの開発に至ったのだろうか。
その理由について同社の広報担当者は、「コロナ禍で消費者はスイーツにストレス解消や癒し、お家時間の充実を求めていることが分かりました。また、商品に対して『信頼性のあるもの』『身近で使い慣れたもの』を選びたいと考えている人が多いことも調査から明らかになりました。『馴染みのあるメニュー』をコンセプトにした商品として生ガトーショコラが誕生しました」と説明した。
購入者の約7割を女性が占めているものの、男性のファンも存在する。同社の調査によると、10〜70代男性では、ローソンの全デザート中1位に選ばれているという。
また、1店舗あたりの販売数が多い店舗1位は「沖縄県」、2位「静岡県」、3位「石川県」だった。同社は「発売して間もないため、なぜこの地域での売り上げが多いのか分析できていません。ただ、生ガトーショコラはプレミアムロールケーキ、バスチーに続く大型商品として発売しているため今後も力を入れていきたいです」と話した。
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