三重県のキャンプ場に、2棟限定の「グランピング施設」が誕生 キャンプ場の活用が狙い
紀伊長島レクリエーション都市開発(三重県紀北町)は、三重県内のキャンプ場にグランピング施設「シーサイドテラス グランピングドーム熊野灘」を10月にオープンすると発表した。キャンプ場の新しい活用方法を模索する狙いだ。どんな特徴があるのだろうか?
キャンプ場を運営する、紀伊長島レクリエーション都市開発(三重県紀北町)は10月4日、三重県の熊野灘臨海公園内にある「孫太郎オートキャンプ場」の敷地内にグランピング施設「シーサイドテラス グランピングドーム熊野灘」をオープンすると発表した。キャンプ場の新しい活用方法を模索する狙いだ。
シーサイドテラス グランピングドーム熊野灘は、2棟限定のラグジュアリードーム型テントを配したグランピング施設。定員は2〜4人で宿泊料金は2万円(2名1室利用時/1名料金)となっている。海・山に囲まれたロケーションを特徴としており、シーカヤックやサップ体験、地元食材を使ったプリン&アイスクリーム手作り体験など、アクティビティが充実しているのが特徴だ。
冷暖房完備の室内には電源コンセント、冷蔵庫、電子レンジなどが備え付けてあるほか、フリーサイズのパジャマも用意。ウッドデッキの敷地内にある専用のトイレ・シャワー棟の洗面台には化粧水、乳液、ドライヤーなどをそろえた。シャワールームにもシャンプー、コンディショナー、ボディソープ、フェイスタオル、バスタオルを用意している。
BBQで提供される食材は、国産熊野牛モモステーキや伊勢の国健康豚ロースステーキといった紀北・熊野エリアならではのもの。また、テークアウト形式の朝食には、ホットドッグを用意している。
LINEが運営する「LINEリサーチ」が全国18〜59歳の男女を対象に実施した調査では、グランピングの認知率は77.0%と約8割に上った。また、全国グランピング協会によると、国内グランピング施設数は約350に上り、市場規模は概算150億〜200億円と推計されている。
関連記事
- 富士山の目の前にグランピング施設がオープン どんな特徴があるの?
グランピングのプロデュースや集客を行うブッキングリゾート(大阪市北区)が運営する「リゾートグランピングドットコム」は、JSフーズ(東京都品川区)が山梨県南都留郡山中湖村にオープンするグランピング施設「LE NIDO(ル・ニド)」の予約受け付けを開始した。プライベートグランピングをうたうLE NIDOの特徴とは? - 「グランピング」認知度は8割超 一方、経験者は約1割 なぜ?
トラベルズー・ジャパンは「グランピング」に関する調査を実施した。グランピングを知っている人は81.6%もいたが、実際に経験がある人は14.4%と少なかった。グランピングの予算、メリットデメリットを聞いた。 - 車で移動できる「走るログハウス」誕生 住宅環境の見直しや移住に着目
アールシーコアは、車でけん引して移動できる車輪付きのログハウス調の小屋「走るログ小屋」を10月16日から販売する。価格は386万円から。住宅環境の見直しや自然ある環境への移動・移住の関心に伴って開発した。 - ドンキ、「キャンピングキャリー」を開発 徒歩キャンパーに訴求
ドン・キホーテは「キャンピングキャリー」を開発した。同社のアウトドアブランドの新商品だ。三密を回避できることからキャンプ需要が高まっていることから開発に至った。どのような商品なのか? - グランピングの快適性を追求した「トリプルドームテント」 普通のテントとの違いは?
グランピングジャパンは、同社が販売を開始した「トリプルドームテント」をグランピングを運営する長野県の「GLAMPROOK 飯綱高原」に納品したと発表した。一般公開も10月1日から開始している。グランピング施設の宿泊の質を向上させることで、他社と差別化し、お客を取り込む狙いだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.