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ローソン、上半期の連結決算を発表 好調な「まちかど厨房」を8400店に拡大:コロナ禍の需要に対応(2/3 ページ)
ローソンは2022年2月期第2四半期(21年3〜8月)の連結決算を発表した。決算説明会では、さまざまな施策の進捗状況も発表した。
まちかど厨房が好調
店内のキッチンで調理した弁当や調理パンなどを提供する「まちかど厨房」の売り上げは前年比120%超と好調だった。まちかど厨房の導入店舗数は8月末時点で7100店だが、21年度には8400店まで拡大する予定だ。ローソンの竹増貞信社長は、「今後は、お客さまがスマートフォンで事前に注文し、店舗に到着したら出来立てを受け取れるようなサービスも検討している」と説明した。
日用品や菓子などを強化するために、ローソンでは無印良品の商品を東京都、埼玉県、千葉県にある110店舗で販売している。4月に導入した79店舗においては、導入カテゴリーの売り上げが、導入前と比較して約20%伸びたという。また、同エリア・同立地の既存店と比較しても売り上げが好調だった。
コロナ禍でデリバリーニーズが高まっているため、ローソンは「Uber Eats」や「foodpanda」といったサービスの導入を推進する。8月末には2089店舗(32都道府県)に導入しているが、21年度末には3000店舗に拡大する。
海外事業においては、中国での店舗網拡大を急ぐ。21年9月時点で4000店を突破している。現地パートナーとのエリアライセンス契約などで、25年には1万店を目指すという。日本でヒットした「悪魔のおにぎり」といった商品を展開するとともに、現地のニーズに対応した品ぞろえを強化する。コロナの影響から脱した中国事業が、海外事業全体をけん引しているという。
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