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注目の「人的資本経営」入門編 財務諸表には表れなくても、企業が向き合うべき理由:連載「情報戦を制す人事」(1/2 ページ)
未だ多くの人にとっては「聞き覚えはあるけれど、理解度はあまり高くない」といった状況の「人的資本経営」。利益に必ずしも直結しなくても、今こそ経営・人事が連携して着手しなければならない理由とは?
連載「情報戦を制す人事」
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「人的資本開示」「人的資本経営」という言葉を聞く機会が増えてきました。2020年9月に発表された経済産業省の「人材版伊藤レポート」をきっかけに、人的資本の重要性はしばしば指摘されるようになっています。
メディアでの紹介も増え、情報感度の高い経営層・人事職は意識するようになってきていますが、未だ多くの人にとっては「聞き覚えはあるけれど、よく分からない」といった状況でしょう。
人的資本は、「最終的には」経済的利益につながるもの、と広く定義されることがあります。短期的な利益には必ずしも直結しなくても、今こそ経営・人事が連携して人的資本経営に着手しなければならない理由とは? 人的資本とはそもそも一体何なのか、また人的資本の考え方を企業が取り入れるべき必然的理由を解説します。
人的資本とは
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