「仕事を辞めたい!」と思った理由、「給与」を抑えた1位は?:4000人に調査(1/2 ページ)
スタッフサービス・ホールディングスは、働く世代を「Z世代」「ミレニアル世代」「就職氷河期世代」「バブル期世代」に分け、仕事にまつわる調査を実施した。その結果、「仕事を辞めたい」理由で1位に選ばれたのは……?
10〜60代のビジネスパーソンに聞いた「仕事を辞めたいと思った理由」1位は「人間関係」――。そんな結果が、スタッフサービス・ホールディングス(東京都千代田区)が行った調査で分かった。
働く世代を16〜25歳の「Z世代」、26〜40歳の「ミレニアル世代」、41〜50歳の「就職氷河期世代」、51〜60歳の「バブル期世代」に分け、仕事にまつわる調査を実施した。
世代別ではZ世代のみ「給与」が1位
仕事を辞めたい理由について、全世代で「人間関係」が35.0%で1位。次いで「給与」が23.3%で2位、「仕事量」が21.8%で3位となった。世代別の結果で、Z世代のみ「給与」がトップ。「残業代が正当に出されていないとき」「給与明細を見たとき」に辞めたいと思うようだ。
ミレニアル世代は「人間関係」に加え、「仕事量」や「労働時間」が上位にランクイン。回答者からは「残業が多すぎる」「休日出勤で電車に乗るとガランとしていたとき」といったコメントが寄せられた。
就職氷河期世代は、「人間関係」のスコアが4世代の中で最も高い。「先輩が仕事を押し付けて全く働かない」「上司との見解の不一致に対して、トップダウンで押し切ってきた」などのコメントからも、人間関係のストレスが大きいと推察される。
バブル期世代は、「評価・人事」が2位であることから、出世争いなどが気になっていると考えられる。回答者からは「出世を閉ざされた」「仕事ができる人のほうが給与が安くなる給与体制」などのコメントがあった。
関連記事
- スーパーでよく聞く「ポポーポポポポ」の“ミニ”が完売! 開発秘話を担当者に聞いた
スーパーで「ポポーポポポポ」のメロディーをよく耳にする。あの音を流しているのは「呼び込み君」というアイテムで、群馬電機が開発している。このたび「呼び込み君」のミニトイが登場して、予約数が殺到しているのだ。開発を手掛けた青島文化教材社の担当者に、裏話などを聞いたところ……。 - 7割が「課長」になれない中で、5年後も食っていける人物
「いまの時代、7割は課長になれない」と言われているが、ビジネスパーソンはどのように対応すればいいのか。リクルートでフェローを務められ、その後、中学校の校長を務められた藤原和博さんに聞いた。 - 「日本のアニメ」は家電や邦画と同じ道を歩んでしまうのか
技術や品質が「下」だとみくびっていた相手に、いつの間にか追い抜かれてしまう。そんな悪夢がやって来るのだろうか。白物家電や邦画が追い抜かれたように、「日本のアニメ産業」も負ける日がやって来て……。 - 賃金は本当に上がるのか? 安いニッポンから抜け出せない、これだけの理由
選挙戦が盛り上がってきたが、ビジネスパーソンが気になるのは、やはり「賃上げ」だ。賃上げを達成するために、各政党は目玉政策を打ち出しているが、その中でひときわ目を引く「謎の政策」がある。それは……。 - 「オレが若いころは」「マネジメント=管理」と思っている上司が、ダメダメな理由
「オレが若いころは……」「マネジメントとは管理することだ」といったことを言う上司がいるが、こうした人たちは本当にマネジメントができているのだろうか。日本マイクロソフトで業務執行役員を務めた澤円氏は「そうしたマネージャーは、その職を降りたほうがいい」という。なぜかというと……。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.