調査リポート
平均総額は532万円 築30年以上の一戸建てで最も多い修繕場所は?:調査で判明(2/2 ページ)
新築で一戸建てを購入した人は築年数を経ていく過程でどれくらいの費用をかけ、何回修繕しているのだろうか。不動産情報サービスを提供するアットホームが調査した。
自分で修繕した場所は「壁紙・内装」が最多
「修繕を自分自身で行ったことがあるか」との質問に対して「ある」との回答は37.2%だった。実際に自分で修繕を行った場所は「壁紙・内壁」(21.6%)が最多で、次いで「外壁」「トイレ」(いずれも16.9%)と続いた。
同社は「近年おうち時間の増加でDIYをする人も増えていることから、一戸建ての修繕も自ら行う人が増えているのでは」と指摘する。
住宅購入時に、不動産会社から修繕についての説明を受けなかった324人を対象に、どんなことを知りたかったか尋ねた。その結果、最も多かったのは「建物の経年劣化について」(44.4%)で、次いで「設備の経年劣化」(37.3%)、「定期メンテナンスについて」(34.6%)となった。購入者が予測しにくく、将来的にどのような費用負担が発生しそうなのかといった点が気になるポイントのようだ。
一戸建ての寿命について聞いてみると、木造、鉄筋・鉄骨造共に「50〜59年」(木造:49.2%、鉄筋・鉄骨造:53.1%)が最多となった。平均値は、両タイプとも56.6年だった。
調査は、新築一戸建てを購入し、そこに30年以上住んでいる全国の398人を対象にインターネットで実施した。調査期間は7月27〜30日。
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