調査リポート
「ワーケーション特化型施設」が全国8カ所にオープン キャンプ場隣接で「遊びモード」への仕掛け
休暇村協会は、ワーケーションに特化した屋外ワークスペース施設「リゾワテラス」を全国8施設でオープンする。これからのウィズコロナ、アフターコロナ時代を見据えた取り組み。どのような仕掛けが施されているのだろうか。
リゾートホテル休暇村を運営する休暇村協会(東京都台東区)は、ワーケーションに特化した屋外ワークスペース施設「リゾワテラス」を全国8施設で順次オープンする。ウィズコロナ、アフターコロナ時代に、時間や場所を自分で選択するフレキシブルなワークスタイルが広がることを見据えた取り組みだ。
同協会が運営する施設の特徴は、絶景×リゾート×ワーク。密回避やコロナ疲れからのリフレッシュを目的に、屋外で気持ちよく仕事ができる空間づくりを意識しているという。
絶景を正面にした開放的なワークスペースだけでなく、集中スペースとしてドーム型の個室なども用意する。そのほか、ホテル内の会議室も開放しているため、会社単位でのワーケーションにも向いているという。
9月16日にオープンした新潟県「休暇村妙高」を皮切りに、福島県「裏磐梯」や岡山県「蒜山高原」など現在は全国で5施設を展開。22年2月までに全8施設のオープンを予定している。
また、今回オープンする全8施設のうち栃木県「休暇村那須」、新潟県「休暇村妙高」、静岡県「休暇村南伊豆」を除く5施設はキャンプ場が隣接していて、宿泊も可能となっている。遊びの要素を近くに用意し、ワーケーションのバランスがとりやすくなる工夫を施す。
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