ニュース
コロナ禍でもスシローが絶好調、店内飲食の減少を持ち帰りが補う 21年9月期決算:省人化への投資も実行(3/3 ページ)
コロナ禍で多くの外食企業が苦戦した。大手回転寿司チェーンのスシローは絶好調だった。スシローを展開するFOOD&LIFE COMPANIESの2021年9月期の連結決算(国際会計基準)の結果は?
テークアウト専門店が増える
コロナ禍で持ち帰り需要が急激に高まった。同社もその対応として、テークアウト専門店を15店舗オープンした。この店舗は、「スシロー To Go」と呼ばれている。近隣にあるスシロー店舗のキッチン設備を活用し、店舗では販売のみを行う。商店街や駅の改札付近といった生活動線上に出店することで、需要を取り込む狙いがある。同社では、スシローの既存店がカバーできないエリアにスシロー To Goの出店を加速していくとしている。
海外事業においては、コロナ禍による厳しい営業規制の影響を受けた。台湾では6店舗新規出店し、11店舗まで増え、通期の黒字化を実現した。シンガポールでは、海外初のテークアウト専門店をオープンした。9月にオープンした中国大陸1号店は、予算を上回る売上高で推移しているという。
関連記事
- レゴランドってそんなにひどいの? 家族を連れて行ってみた
「隣接する商業施設からテナントが撤退」「水筒の持ち込み禁止」などのニュースで注目を浴びているレゴランド。ネット上では酷評する声もあるが、実際はどうなのだろうか。記者が家族を連れて遊びに行ってみた。 - スシローとくら寿司 「価格帯」と「シャリ」から見えた戦略の“決定的”な違いとは
大手回転寿司チェーンのスシローとくら寿司。標準的な寿司の重さはほぼ一緒。しかし、価格とシャリの違いから戦略の違いが見えてきた。 - 寿司とおにぎりが合体 スシロー運営会社が新業態「むすび寿司」を仕掛ける狙い
スシローの運営会社が新業態「むすび寿司」の概要を発表した。海鮮ネタとシャリをおにぎりのような形状で提供する。ターゲットとするのは? - スシローとくら寿司が東京で激突! はま寿司とかっぱ寿司は“脱回転” 業界の行方は?
コロナ禍で回転寿司業界に大きな変化が起きている。スシローとくら寿司は、都心部に進出する。はま寿司とかっぱ寿司は、回転レーン上に寿司を流さない傾向を強めている。 - 「スシロー」と「京樽」が“合体” 狙いは?
スシローと京樽のダブルブランド店舗がオープンする。内部が報道陣に公開された。グループのシナジーを創出できるか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.