ワークマンは11月8日、2022年3月期第2四半期(21年4〜9月)の決算を発表した。売上高にあたる営業総収入は552億円(前年同期487億円)、営業利益126億円(同110億円)、純利益が同79億円(同73億円)となった。会計基準の変更により前年同期と単純比較はできない。
天候不順による夏物商品の販売低迷のほか、海外生産地の人件費・原材料費などの高騰が影響したものの、アウトドア用品の発売や普段使いできる商品のラインアップを拡充。客層の拡大を図ったことが奏功した。その結果、プライベートブランド(PB)商品の売上高は前年同期比16.0%増となる427億円。チェーン全店における売上高の構成比は前年同期比3.9ポイント増の58.0%となった。
9月30日には、恒例となった「過酷ファッションショー」を開催した。今回は東京プリンスホテル(東京都港区)の「ガーデンプール」を活用。屋外プール上にランウェイを設け、商品の機能性を示す演出として豪雨や暴風を再現。同社が職人向け製品で培った「火の粉に強い素材」を活用したキャンプウェアや防炎シューズなどを披露した。
店舗展開では、売り場面積や駐車台数を拡張した新フォーマットの確立や、「#ワークマン女子」のロードサイド展開を実施。
その結果、ロードサイド17店舗、ショッピングセンターに3店舗を新規出店、スクラップ&ビルド3店舗、ワークマンプラスへの改装を39店舗で実施し、合計924店舗(うちワークマンプラス329店舗・#ワークマン女子7店舗)となった。
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