ヤフーが本気を出した「PayPayグルメ」 既存サービスの脅威となるか:どう差別化する?(1/3 ページ)
ヤフーが、キャッシュレス決済サービス「PayPay」ブランドを冠した新しい飲食店予約サービス「PayPayグルメ」を開始した。
ヤフーが、キャッシュレス決済サービス「PayPay」ブランドを冠した新しい飲食店予約サービス「PayPayグルメ」を開始した。2021年9月時点でのPayPayユーザー数は累計で4200万人。344万カ所超で決済が可能だ。PayPayグルメでは、PayPayを導入している店舗やユーザーに向け、クーポンの掲載や独自キャンペーンの他、飲食店のリピーター獲得に向けた取り組みを進める。
ヤフーのバーティカル統括本部 ロコ本部長の西田裕志氏は、「メインターゲットはPayPayのヘビーユーザー。PayPayユーザーであれば、一番便利でお得なサービスとなるものを作ろうと考えた」と説明する。
PayPayグルメで予約し来店することで、人数やコースに応じてPayPayボーナスを付与。また付与されるPayPayボーナスは、予約時の即時利用を可能とし、よりお得に飲食店を利用できるようにした。
さらに次回使えるクーポンをユーザーの来店回数に応じて発行することにより、飲食店にとっても、リピーターの獲得を目指せるとしている。
「店舗側が導入するメリットとしては、当グループが提供するあらゆるサービスから集客ができ、常連になるようにサポートを受けられる点です。
また、従来の飲食メディアは月額の固定費と、予約が入るごとに手数料を支払う形をとっています。PayPayグルメでは、初期導入費や固定費を徴収せず、ユーザーがネット予約を通じて来店したときのみ費用が発生する『成果報酬型』としています。費用対効果としては、かなり透明性があるのではと感じています」(西田氏)
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