ニュース
スシロー、イクラ1皿「100円」→「150円」の衝撃 価格高騰にどう立ち向かうのか:世界的な需要増(3/3 ページ)
スシローがイクラを1皿税別100円から150円に値上げした。漁獲高減少や世界的な需要増が原因だ。世界的な価格高騰に大手回転寿司チェーンはどう立ち向かうのか。
原価を調整する手法
FOOD&LIFE COMPANIESは、新・中期経営計画発表の場で、“原価調整”の手法についても説明をした。
スシローには、税別で100〜300円の「通常皿」、480円もしくは580円の「中皿」、980円の「大皿」が存在する。通常皿は1〜3貫、中皿は3〜5貫、大皿は6〜8貫となっている。
1貫あたりの単価は、33円(100円で3貫)、50円(100円で2貫もしくは150円で3貫)などとなっており、全部で15パターンの「1貫あたりの単価」が存在する。
もし、原価が上昇してきた場合、これらの皿にのせる寿司のネタや1皿の貫数などを調整することで、柔軟な対応が可能だという。
ちなみに、安い価格でネタを仕入れることができた場合は、お客に還元している。過去には、期間限定で1貫あたりのネタのグラム数を倍にして、値段はそのままにした「ダブル超大切りサーモン」を提供している。
食材の価格高騰に対応し、安定調達を実現するため各企業は知恵を絞っている。
関連記事
- レゴランドってそんなにひどいの? 家族を連れて行ってみた
「隣接する商業施設からテナントが撤退」「水筒の持ち込み禁止」などのニュースで注目を浴びているレゴランド。ネット上では酷評する声もあるが、実際はどうなのだろうか。記者が家族を連れて遊びに行ってみた。 - スシローとくら寿司 「価格帯」と「シャリ」から見えた戦略の“決定的”な違いとは
大手回転寿司チェーンのスシローとくら寿司。標準的な寿司の重さはほぼ一緒。しかし、価格とシャリの違いから戦略の違いが見えてきた。 - 「生ビール190円」の原価率は85%? お客が3杯飲んでもしっかり利益が出る仕組みとは
「生ビール1杯190円」という看板を見かける。安さでお客を引き寄せる戦略だが、実は隠されたメリットもある。どんな狙いがあるのか。 - 新成人が「欲しい車」ランキング 3位はフォルクスワーゲン、2位はBMW、1位は?
ソニー損保が新成人のカーライフ意識調査を実施。普通自動車運転免許の保有率や欲しい車が明らかに。どんな傾向があるのか。 - 好きな魚介類の料理2位は「寿司」 1位は?
「魚介類・魚料理」に関する調査を実施した。魚介類や魚料理を食べる頻度や、イメージを聞いた。好きな魚介類の料理1位は?
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.