島忠のPB商品 第1弾は「トイレットペーパー」と「BOXティッシュ」:粗利益率の改善
島忠がプライベートブランド(PB)商品第1弾として、トイレットペーパーとBOXティッシュの販売を11月18日に開始した。
島忠は、プライベートブランド(PB)商品第1弾として、トイレットペーパーとBOXティッシュの販売を11月18日に開始した。親会社であるニトリホールディングス(HD)は、粗利益率の改善を図るため、販売数量の多い品を中心にPB商品の開発を進めると発表していた。
PB商品第1弾として「再生紙トイレットペーパー」(398円)と「パルプトイレットペーパー」(598円)、「BOXティッシュ400枚(200組)5個セット」(298円)を展開する。トイレットペーパーは、いずれも30メートル×18ロールのダブルと、60メートル×18ロールのシングルを用意した。日常使いに適した商品として、順次、島忠ホームズのホームセンター売り場で展開する。
ニトリHDの決算説明会では、粗利益率の改善を図るため、島忠のPB商品開発を進めると発表していた。PB化の対象となるSKU(在庫管理単位)数は約2万4000SKUで、現在、1055SKUでPB化を進めている。
国内外の生産拠点を活用し、販売数量の多い商品や、粗利益率の低い商品から優先的に着手。具体的には、ゴミ袋やラップなどの日用品雑貨、エサやトイレといったペット用品、紙類、洗剤など日用消耗品の開発を進めている。
また、短期集中的に消耗備品などの購買機能の統合を実施し、経費削減と生産性の向上を目指す。店舗電気代や消耗器具備品費、人材派遣費、駐車場警備費、店舗関連備品などの経費を削減し、10億円の削減目標に対し、これまでに12億円の削減を達成したという。
さらに、島忠の5店舗を改装し品ぞろえを見直し、利益率の改善を図る。家具売場面積が過剰で、店舗年齢が高く、ニトリと近接していない店舗を優先的に改装し、2022年度末には25店舗の改装を目指している。
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