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無人販売のキモは? シャポー船橋でパンを販売して、分かってきたこと「実証実験」の結果(2/5 ページ)

無人販売が増えてきた。冷凍ギョーザや古着などを販売しているわけだが、筆者が気になっていることが一つある。いずれも店舗を構えていて、そこで商品を販売していることだ。商業施設の中で無人販売をしているところがないのか調べたところ……。

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購入方法は「面倒」でない

 ジェイアール東日本都市開発がここで営業を始めたのは6月18日からで、営業時間は午前5時30分から深夜0時まで。現金を受け付けていなくて、支払いは交通系電子マネーかコード決済のみ。……と、ここまで書いて、筆者は気になったことが2つある。


購入方法

 1つめは、購入方法である。閉店後でもパンを買えるのは便利そうに感じるが、その手続きが「面倒だな」となれば、売り上げが苦戦するのではないだろうか。個人的にはアプリをダウンロードして、クレジットカードの番号を入力して、パスワードも設定してといった感じで、さまざまな情報を入力をしなければいけないとなると、「面倒」の二文字が浮かんでしまう。

 ここの無人店舗でも、現金を受け付けていない。となると、購入にあたって煩雑な作業が必要になるのかなと思ったが、それほどでもない。パンを購入するには、(1)商品をスキャン(バーコードを読み取る)して、(2)商品を確認して「購入」ボタンを押して、(3)支払い方法を選んで、カードリーダーにICカードをかざす、または、スキャナーでバーコード(コード決済)を読みとることができれば、終わりである。


ショーケースで「ル ビアン」のパンを販売

 初めて利用する人は「ちょっと面倒だな」「うまくできるかな」と不安を感じるかもしれないが、スーパーやコンビニなどの無人レジを利用したことがあれば、基本的な操作の流れは同じなので、ハードルはそれほど高くはない。

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