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最低賃金はどこまで上がるか? 「安すぎる日本」の行方:実質的な「最低賃金割れ」も多発(1/4 ページ)
2021年10月、最低値賃金が全国平均で28円アップして話題になった。政府はさらに引き上げていく方針を示している。反発する経営団体もあるが、日本の最低賃金はどこまで上がるだろうか? また、最低賃金を上げるのは何のためか? 人事コンサルタントが解説する。
2021年10月、最低値賃金が全国平均で28円アップして話題になった。政府はさらに引き上げていく方針を示している。これに対してコロナ感染拡大を理由に、最低賃金引き上げを猛反対した経営団体もあった。
一方、岸田政権は所得増加の方針を打ち出し、賃上げ(ベースアップ)した企業に対して税制の優遇をするという考えや、3%の賃上げを経営側に要求する考えを示した。
このように政府と経営者団体では意見が対立しているが、なぜ最低賃金を引き上げる必要があるのだろうか?
日本の賃金、安すぎる? 国際的な賃金水準
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