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職能等級・職務等級・役割等級の違いは? 目的ごとに異なる人事等級制度のつくり方:昇格、降格人事を考える(1/2 ページ)
事等級制度で、社員それぞれがどの等級ランクに位置付けられるかを決めることを「格付」いいます。この格付の基準を「等級基準」といい、「職能基準」「職務基準」「役割基準」の3つがあります。それぞれについて解説します。
等級基準には何があるか
連載第1回目で、昇格・降格とは人事等級の上がり・下がりを、昇進・降職とは役職の上がり・下がりを指すと述べました。
人事等級制度で、社員それぞれがどの等級ランクに位置付けられるかを決めることを「格付」いいます。「ランク付」などということもあります。
つまり、昇格・降格はこの格付の見直しということになるのです。「○○さんはいま2等級だけど、もう3等級にあげてもいいね」といったことですね(なお、ここでは数字が大きい等級を上位等級とします)。
この格付の基準を「等級基準」といい、次の3つが主なものになります。
- 職能基準−職能等級−職能給
- 職務基準−職務等級−職務給
- 役割基準−役割等級−役割給
以下、それぞれについて解説していきましょう。
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