アサヒビールは1月6日、主力ブランドである「アサヒスーパードライ」を2月中旬以降の製造分からフルリニューアルすると発表した。同製品のフルリニューアルは、1987年の発売以降初めての試み。中身やパッケージ、コミュニケーションを同時に刷新し他社製品との差別化を図る。
今回のフルリニューアルでは、スーパードライの特長である“辛口”のコンセプトはそのままに、発売以来初めて中身の処方を変更。“キレのよさ”は維持しながら“飲みごたえ”を向上させたという。
煮沸の終了直前にホップを投入するレイトホッピング製法による“ほのかなホップの香り”を新たに付与しつつ、発酵開始時の酸素量を制御し、酵母の働きを調整。“発酵由来のビールらしい香り”を向上させたと説明する。
パッケージは、従来品よりもシンプルで洗練させたデザインを採用。「Asahi」と「SUPER“DRY”」ロゴの視認性を向上させた。
また、缶体裏面には“新スーパードライ、始まる。”というメッセージと味の特長を視覚的に表現した“辛口カーブ”をデザインしている。
プロモーションでは、同社史上最大規模の広告投資を実施する。茨城工場内にある「スーパードライ ミュージアム」の疑似体験ができる移動式のコンセプトカーや、発売翌年の1988年以来となる飛行船「新スーパードライ号」による広告展開を通じて話題喚起と飲用喚起を図る。
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