コラム
「東京チカラめし」が香港で大当たり! 想定の2倍で売れている理由:週末に「へえ」な話(4/4 ページ)
かつてブームを起こした牛丼チェーン「東京チカラめし」が、香港に進出している。2021年6月に1号店をオープンしたところ、連日行列ができるほどの盛況ぶり。日本での店舗数は激減したのに、なぜ香港でウケているのだろうか。
日本での店舗戦略
香港での好調を受け、中国やインドネシアからも「出店しないか?」という話が来ている。今後も海外展開にチカラを入れていくようだが、日本での店舗戦略はどのように考えているのだろうか。
かつてのように、飛ぶ鳥を落とす勢いで出店していくの? と思ったが、そこは冷静である。「いまのところ、その予定はありません」(津田さん)ときっぱり。ただ、海外で「東京チカラめし」の看板が増えていって、逆輸入のような形で“上陸”する日がやって来るかもしれない。
例えば、それがハワイからであれば、どうだろうか。現地のパンケーキやハンバーガーが上陸して、日本人の“胃袋”をつかんだように、地球をぐるっと回って「Tokyo Power Rice」として、生まれ変われば、案外ウケるかもしれない。
関連記事
- 緑茶の「朝ボトル」を販売して、なぜ売り上げが1.8倍になったのか
名古屋市に店を構える日本茶カフェが、緑茶の「朝ボトル」を販売して、話題を集めている。店の外でボトルを販売して、飲み終わったら返却するだけ。1本300円のボトルを販売したところ、店の売り上げが1.8倍になったという。その謎に迫ったところ……。 - キユーピーの「ゆでたまご」が、なぜ“倍々ゲーム”のように売れているのか
キユーピーが販売している「そのままパクっと食べられる ゆでたまご」が売れている。食べことも、見たことも、聞いたこともない人が多いかもしれないが、データを見る限り、消費者から人気を集めているのだ。なぜ売れているのかというと……。 - “売れない魚”の寿司が、なぜ20年も売れ続けているのか
魚のサイズが小さかったり、見た目が悪かったり――。さまざまな理由で市場に出荷されない「未利用魚」を積極的に仕入れ、宅配寿司のネタにしているところがある。しかも、20年も売れ続けていて……。 - 「男女混合フロア」のあるカプセルホテルが、稼働率90%の理由
渋谷駅から徒歩5分ほどのところに、ちょっと変わったカプセルホテルが誕生した。その名は「The Millennials Shibuya」。カプセルホテルといえば安全性などを理由に、男女別フロアを設けるところが多いが、ここは違う。あえて「男女混合フロア」を取り入れているのだ。その狙いは……。 - スーパーでよく聞く「ポポーポポポポ」の“ミニ”が完売! 開発秘話を担当者に聞いた
スーパーで「ポポーポポポポ」のメロディーをよく耳にする。あの音を流しているのは「呼び込み君」というアイテムで、群馬電機が開発している。このたび「呼び込み君」のミニトイが登場して、予約数が殺到しているのだ。開発を手掛けた青島文化教材社の担当者に、裏話などを聞いたところ……。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.