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サッカークラブ「南葛SC」、選手給与の一部を仮想通貨に 『キャプテン翼』作者が代表:JFL昇格を目指す(2/2 ページ)
人気サッカー漫画『キャプテン翼』の作者である高橋陽一さんが代表を務めるサッカークラブ「南葛SC」(東京都葛飾区)は、所属選手に支払う給与の一部を、クラブが独自に発行する仮想通貨「クラブトークン」で支払うと発表した。
“世界最高のサッカー選手”も仮想通貨で給与受け取り
こうした取り組みは海外クラブでは既に行われている。“世界最高のサッカー選手”と称されるアルゼンチン代表リオネル・メッシ選手が加入した、フランスのサッカークラブ「パリ・サンジェルマン」(PSG)は21年8月、同選手の給与の一部をクラブトークンで支払うことを発表した。同クラブも保有者にクラブの年間最優秀選手賞への投票権や、限定グッズのデザイン決定権や購入権などの権利を提供している。
海外ではPSGに限らず、コロナ禍で減少した収益を補おうと、マンチェスターシティー(イングランド)やユベントス(イタリア)など欧州主要クラブでファントークンを発行する動きが相次いでいる。代表チームでもアルゼンチン代表やポルトガル代表が発行している。
南葛SCの岩本義弘GM(ゼネラルマネジャー)も、PSGの取り組みを参考にしたと、自身の公式Twitterアカウントで明らかにしている。岩本GMは「今後も新たな取り組みを積極的に取り入れていく」としている。
南葛SCは関東一部リーグ所属のサッカークラブ。日本のサッカーリーグのカテゴリーではJリーグ(J1〜J3)、JFL(日本フットボールリーグ)に次ぎ、実質5部に相当する。来シーズン以降のJFL昇格、将来的なJリーグ参入を目指している。
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