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代金支払いよりも避難を――「びっくりドンキー」の対応に賞賛の声 トンガ噴火で津波注意報(2/2 ページ)
南太平洋の島国トンガを襲った、海底火山の大規模噴火。気象庁が津波警報や注意報を発令した。沿岸の自治体を中心に住民の避難指示が出る中、ハンバーグレストラン「びっくりドンキー」の従業員が、代金の支払いよりも利用者の避難誘導を優先したとして、Twitterで賞賛を浴びている。
「マニュアルの趣旨を理解し、適切に対応してくれた」
びっくりドンキーを全国展開するアレフ(札幌市白石区)によると、従業員の対応は店舗の運営マニュアルを順守した対応だったという。同社はマニュアルに大規模災害発生時の対応として「お客さまと自らを含めた従業員の安全確保を最優先にすること」と明記している。
同店は2011年3月に発生した東日本大震災でも、店舗周辺で大規模な浸水被害を受けていたといい、同社は「当時の経験を生かしてくれたのかもしれない。(従業員が)マニュアルの趣旨を理解し、適切に対応してくれた」と同店舗に対し、感謝を述べた。
ツイートしたまなさんに対しても「避難指示が出る大変な状況の中、わざわざツイートいただきありがとうございます」と謝意を示した。
利用者に対して、災害時にどのように対応するかは企業にとって死活問題といえるほど重要な意味を持つ。今回のアレフの対応から企業経営者が学ぶことは少なくないはずだ。
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