2015年7月27日以前の記事
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なぜ? ガソリンスタンドで「脳ドック」 出光興産のアイデアが面白いDX的な視点(3/4 ページ)

出光興産がサービスステーション(SS)で脳ドックサービスの提供を始めた。ベンチャーのスマートスキャンとの協業だ。両社に取材してみると、シンプルながらも味わい深い、2社それぞれのDX的な視点、ビジョンが見えてきた。

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 実は出光興産とスマートスキャンは、スマートシティーをテーマにしたイベント「SmartCityX」で出会ったのだという。

 脱酸素化が進む中、石油精製とその流通で発展してきた出光興産の売り上げは、化石燃料の消費減少に伴って下がっていくことは明らか。もちろん、出光もそのことは十分に承知した上で、先手を打った投資を行っているようだ。

 その件はまた別途、お伝えすることにしたいが、出光がスマートスキャンと協業でモバイルスマート脳ドックを始めたのは、石油元売りの責任として全国6400カ所のSSを維持していく“スマートよろずや”構想に組み込むためだという。

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出光のスマートよろずや構想=同社の資料より

 全国のSSは、それぞれ地元の企業が運営している。SS運営会社にガソリンを中心とした燃料消費が落ちていく中で、SSを維持していくために石油元売りである出光が提供するサービスメニューの一つということだ。

全国6400カ所のSSをどう生かすのか

 こうした構想は、スマートシティーをテーマに集まる、さまざまな企業や地方自治体と話をしているうちに思い付いたものだそうだ。

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