サントリー、「ほろよい」のコミュニケーション刷新 コロナ禍でお酒の楽しみ方が変化:幅広い層にアプローチ
「ほろよい」がコミュニケーション刷新を発表した。コロナ化で変化した酒の楽しみ方を受けて、新メッセージを訴求。新旧の名曲を組み合わせた楽曲を制作し、幅広いターゲット獲得を狙う。
サントリースピリッツは2月4日、低アルコール飲料「ほろよい」の新CMを発表した。コロナ禍で変化したお酒の楽しみ方に着目したメッセージを発信することで、さらなるファン獲得を狙う。
ほろよいはアルコール度数が3%と低く、甘いジュースのような味わいが特徴だ。2009年に若者向けに発売されて以降、幅広い年代から支持されている。
今回のリニューアルでは、「ほろよい飲んで、なにしよう?」という新しいメッセージのもと「自分らしく、自分時間を楽しむお酒」という商品イメージを醸成していくという。新CMは新しい通年商品「ほろよい<レモみかん>」の発売に合わせて放映する。
広報担当者は「コロナ禍でお酒の飲み方は変化した。コロナ前は、帰宅後の一息つく時間に『ほろよい』が選ばれてきた。テレワークが進み、家で過ごす割合が多くなったいま、お酒に求めるものとして『オンからオフへの切り替え』といった需要が高まっている」と話す。
今回、新たに放映するCMは「ほろよい」のフレーバーをテーマとする6つの部屋が舞台。その部屋に住む女性が自分自身の心地よい時間を過ごす様子が描かれている。アニメ版と実写版の2種類を制作し、アニメ版は2月5日、実写版は6日にそれぞれ放映を開始した。
CM楽曲は全年代が自分ごと化できるように、新旧の名曲を織り交ぜた「マッシュアップ」という手法を採用。小沢健二さんの「今夜はブギーバック nice vocal」とtofubeatsさんの「水星」を組み合わせたオリジナル楽曲を制作した。
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