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モバイル事業でさらに赤字拡大の楽天、収益改善のタイミングはいつか?新連載 房野麻子の「モバイルチェック」(1/4 ページ)

携帯電話事業はエリア構築のため先行投資が必要で、事業開始当初、コストがかさんで赤字が続くのは仕方がない。しかし、そろそろ黒字化の見通しも知りたいところだ。三木谷浩史社長や楽天モバイルの山田善久社長は「22年第1四半期を収益のボトムに、22年第2四半期以降は収益の改善を見込む」とした。

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 携帯電話事業はエリア構築のため先行投資が必要で、事業開始当初、コストがかさんで赤字が続くのは仕方がない。しかし、そろそろ黒字化の見通しも知りたいところだ。

 楽天グループは2月14日、2021年度(21年1-12月期)通期の決算説明会を行った。21年度の連結売上収益は、前年度比15.5%増の1兆6817億5700万円。携帯電話事業での基地局整備などによる投資が影響し、IFRS営業損失は1947億2600万円となった。なお、第4四半期の売上高は、前年同期比15.9%増の4812億円、IFRS営業利益は前年同期比530億円減のマイナス864億円だ。


楽天グループの三木谷浩史社長

楽天グループの2021年度通期業績

 今回の決算説明会では、黒字化の時期や要因については言及がなかったが、楽天グループの三木谷浩史社長や楽天モバイルの山田善久社長からは「22年第1四半期を収益のボトムに、22年第2四半期以降は収益の改善を見込む」との発言があった。


2022年第1四半期を赤字のピークとし、第2四半期以降の回復を見込む
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