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サントリー、ノンアルワインを発売 「0.00%のお酒」という新たな文化を創る:市場の拡大を受けて
サントリーはノンアルコールワインを発売する。国内ノンアル市場の拡大を受けて、さらなるユーザー獲得を狙う。同社は「アルコール0.00%のお酒」という新しい文化の創造を目指すとする。
サントリーワインインターナショナルが、ノンアルコール飲料「ノンアルでワインの休日(赤)」「ノンアルでワインの休日(白)」(オープン価格)を3月1日に発売する。国内ノンアルコール市場は、健康意識の高まりから拡大を続けている。そこで新商品を投入し、さらなるユーザーの獲得を狙う。
今回販売する「ノンアルでワインの休日」は醸造したワインに脱アルコール処理を施し、ぶどうジュースとは異なるワイン本来の旨味、コクを目指した。
パッケージには、商品名の一部である「ノンアルで」の文言やアルコール度数「0.00%」を表記。ノンアルコール飲料であることを分かりやすく表現した。また、背景には白を採用し上質さを表したほか、ぶどうやスパークリングワインのイラストでワインらしさを感じられるデザインに仕上げた。
同社は、2月21日に開催した戦略説明会で、国内のノンアルコール市場が2019年以降大きく伸びていると指摘。21年のノンアルコール市場は4000万ケースを記録し、前年比115%だった。健康意識の高まりや商品の拡充が理由だと分析する。
同社の鳥井信宏社長は、「ノンアル飲料は清涼飲料水ではなく、お酒の価値をまとったアルコール0.00%の"お酒"だと認識している。アルコール0.00%飲料の販促を強化し、ノンアル領域でもお酒の価値を伝えていくことで、より幅広い層にお酒を楽しむ豊かな時間を提案していく」としている。
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