ホテルニューオータニが“婚活事業”に参入 「マリッジ コンシェルジュ」開設:結婚後の施設利用を促進
ホテルニューオータニが、婚活業界最大手のIBJが運営する「日本結婚相談所連盟」と共働し、結婚相談所を3月から開始すると発表した。
ホテルニューオータニ(東京都千代田区)は2月24日、婚活業界最大手のIBJが運営する「日本結婚相談所連盟」と共働し、結婚相談所「ホテルニューオータニ マリッジ コンシェルジュ」を3月から開始すると発表した。コロナ禍で宿泊や宴会需要などが減少する中、結婚式を開く前の「出会い」をサポート。その後の記念日などで施設やサービスの利用を促す狙い。
同ホテルでは、開業以来5万組以上の結婚式をサポートしてきたが、コロナ禍で結婚式や披露宴のキャンセルや中止が相次いでいた。
そこで同社は、これまでの実績や経験を生かし、結婚相談所「ホテルニューオータニ マリッジ コンシェルジュ」を開設。宿泊やレストラン、写真撮影などを通して、出会いから結婚、その後のライフステージを支援するとしている。
サービスでは、日本結婚相談所連盟と協働し、7.5万人を超える会員からお見合い相手を検討できるようにした。パートナー探しはホテルでキャリアを積んだウェディングプランナーなどが担当する。
プロフィール写真の撮影は、ウェディングフォトを担当していたカメラマンが、お見合い・デートの場として、ホテルを活用しホテルシェフやサービススタッフが支援するという。
厚生労働省の調査によると、過去10年で婚姻数が12万件以上減少しているのに対し、結婚する意思のある未婚者の割合は1990年代からほとんど変化がないという。また、長引くコロナ禍で、人と人とが直接会う機会が激減し、出会いの場を作る「マッチングサービス」の需要は、さらに高まっているといわれている。
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