トヨタ、4日からロシア生産を停止 部品の供給問題により

トヨタ自動車は3月4日から当面の間、ロシア・サンクトペテルブルク工場での稼働と、完成車の輸入を停止すると発表した。

[ITmedia]

　トヨタ自動車は3月3日、ロシア・サンクトペテルブルク工場での稼働と、完成車の輸入を3月4日から停止すると発表した。ロシア国外からの部品供給が滞っているため。

トヨタ自動車のWebサイト

　ロシアでの販売・サービス拠点は168拠点。サンクトペテルブルク工場ではロシア市場向け「RAV4」と「Camry（カムリ）」を生産している。

　販売・サービス拠点として37拠点を置くウクライナでは2月24日をもって全ての事業活動を停止している。

　トヨタは以下のようにコメントした。

　「ウクライナとロシアで事業を行う企業として、私たちが何よりも優先していることは、全ての従業員、販売スタッフ、仕入先の皆さまの安心と安全です。今回、トヨタは、広く公正な視野で事態を見極めた上で、下記、必要な意思決定をいたしました」

　なお、欧州のそれ以外の地域での製造・販売事業について影響はないとしている。

トヨタ自動車が発表したリリースの詳細