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金麦、累計出荷本数150億本を突破 縮小する新ジャンル缶市場で勝ち抜くための戦略とは:酒税法改正に備える(2/2 ページ)
サントリーが金麦ブランドの2022年活動方針を発表した。(1)デザイン(2)製法(3)プロモーション(4)コミュニケーションの4軸を強化する。金麦は2021年に累計出荷本数150億本を突破など好調だ。
具体的な戦略は?
同社は、新型コロナウイルスが流行した20年から、消費者のライフスタイルが大きく変化したことに着目した。コロナ禍で飲み会がなくなり、家飲みを好む人が増えたことを受け、「日本の家時間を、もっと豊かに」をテーマに掲げ、販促・プロモーション活動を全て刷新するという。
パッケージでは、ブランド初の縦書きロゴを採用。同社は今回のパッケージリニューアルについて、「新ジャンルにおいてヨコ文字の製品名が多い中、縦書きにすることで和のテイストを強め、差別化を図った。また、こだわりの素材や製法をあわせて記載することで、家で過ごす時間にふさわしい、丁寧にまごころ込めて仕上げたおいしさを表現した」とコメントした。
中身は過去最大の麦芽使用量で麦のうまみをより感じられる「新・ていねい製法」を採用した。
プロモーションでは、「金麦晩酌」をテーマにさまざまなキャンペーンを実施。昨年に引き続きつまみ付き製品や季節ごとに味が違う金麦の販売を強化するという。2月26日から公開している新CMには、俳優の柳楽優弥さん、黒木華さんを新メッセンジャーに起用。家時間の「金麦」を楽しむ姿を訴求した。
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