「社長の平均年齢」調査、31年連続で上昇 “社長の高齢化”続く（1/3 ページ）

社長の平均年齢は60.3歳（前年比＋0.2歳）、同社による調査開始以降、右肩上がりの状況が続く。

[秋月かほ，ITmedia]

　帝国データバンクは「2021年12月時点における社長年齢に関する調査」を実施した。その結果、21年の社長の平均年齢は60.3歳（前年比プラス0.2歳）であること、31年連続で過去最高を更新していることが明らかになった。

「2021年12月時点における社長年齢に関する調査」の結果は？（画像提供：写真AC）

社長の平均年齢

社長の平均年齢（1990-2021年）（以下リリースより）

　21年の社長の平均年齢は60.3歳（前年比+0.2歳）だった。調査を開始した1990年以降、右肩上がりの状況が続いており、31年連続で過去最高を更新していた。

　年代別の割合を見ると、「50代」（27.6％）が最も多く、次いで「60代」（26.9％）、「70代」（20.2％）と続いた。また「21年に社長が交代した企業の平均年齢変化」を見ると、交代前の68.6歳に対して交代後は52.1歳となり、交代による若返りは平均16.5歳だった。

2021年に社長が交代した企業の平均年齢変化